「あれもこれもやりたいけど時間がない」…忙しい現代人なら1度は抱える悩みですよね。
かくいう僕も同じ悩みを抱えていたのですが、あるとき断捨離についての本を読んでいて、「あれ、断捨離って自分のやりたいことにも適用できるんじゃないかな」と思いました。
この記事では、そんなひらめきから実際に僕が日々実践するようになった「やりたいことを整理して人生の幸福度をちょっとだけアップする方法」を紹介します。
とてもシンプルな方法ですが、実践できると毎日の満足度がとても上がります。
やりたいことが多すぎて疲れてしまっている人、ぜひ手順通りに実践してみてください。
Table of Contents(目次)
やりたいことが多すぎて疲れてしまう原因とは
やりたいことが多すぎて疲れてしまう原因、それは「やりたいことの優先順位が決まっておらず、どれをやるべきか迷ってしまうことに脳を使ってしまうから」だと僕は考えています。
例えば、AとBという2つのやりたいことがあるとします。
自分のやりたいことの優先順位を決めていない場合、空いた時間にAをやるかBをやるか迷うところから始まってしまい、どちらかを選ぶだけで脳を使ってしまうのです。
一方、「AよりBを優先するぞ」と決まっていれば、選ぶために使っていた分の脳のエネルギーをやりたいことを楽しむために使うことができます。
この例のようにやりたいことが2つであればそこまで困らないのですが、「服を買いに行きたい…」「友達と遊びたい…」「あ、資格の勉強もしたいんだった…」のようにもっと多くのやりたいことがある場合、たくさんあるやりたいことから今日やることを選ぶだけでもかなりのエネルギーを使ってしまっているのです。
そんな人におすすめしたいのが「やりたいこと断捨離」です。
やりたいこと断捨離とは? そのメリットは?
「やりたいこと断捨離」というのは僕が勝手に作った造語ですが、ひとことで言うと「やりたいことに優先順位をつけて、優先順位の低いやりたいことはしばらくの間忘れてしまおう」というシンプルな取り組みのことです。
あれもこれもやりたいと思っているうちに時間が過ぎていた…みたいな状況を脱出しよう! と言い換えてもOKです。
言葉にするとめちゃくちゃシンプルで当たり前に聞こえるのですが、実践してみると以下のようなメリットを感じられます。
- 自分のやりたいことを整理することで頭が常に整理される
- 優先度の高い自分のワクワクできることにより人生の時間を割ける
- やりたいことを絞ることで人生の時間が増えた気分になる
- 優先度の高いやりたいことから消化するので満足感が高まる
以下で実際に僕が実践している実際の整理手順を紹介します。
1回30分くらいでできるので、お風呂上がりや寝る前のリラックスした時間にちょこっと考えてみてください。
やりたいこと断捨離の手順
ステップ1: やりたいことを全て書き出してみる
ノートや付箋、スマホのメモアプリなどを用意して、まずは自分のやりたいことを全て書き出してみましょう。
やりたいことはどんなことでも構いません。
自分の内側に眠っている欲望を全て吐き出してしまいましょう。
例えば僕の場合は以下のようになりました。
・ ドット絵の勉強をしてみたい!
・ リアル脱出ゲームに遊びに行きたい!
・ 自分で1からゲームを開発してみたい!
・ 1泊2日で温泉旅行に行きたい!
・ midolog(このブログ)の記事を1記事書きたい!
・ マカロンの美味しい店を調べてマカロン食べたい!
・ ミステリー系の映画の名作を1本見たい!
こんな感じで、僕もやりたいことが無限に湧いてきます。笑
本当はもっとあるのですが、あくまで例として出したいだけなのでこの辺にしておきますね。
みどー
次のステップで順位をつけるために入れ替えたりすることを考えると1番オススメなのは付箋に書いていくことです。付箋を使う場合は1つの付箋に1つ、やりたいことを書いていくといいと思います。
ステップ2: やりたいことに優先度をつける
やりたいことを全て書き出したら、それらを優先度が高い順に並べていきます。
優先度…というと仕事感が出てしまいますが、「どっちがよりワクワクするやりたいことか」と考えると楽しく順位付けできると思います。
もし、やりたいことAとやりたいことBが同じくらいのワクワク感だった場合は、ひとまず適当に順位をつけてみて、ステップ5の振り返りのときにもう1度考えてみましょう。
さて、ステップ1で紹介した僕のやりたいことリストに優先度をつけてみたのが以下です。
(1) midolog(このブログ)の記事を1記事書きたい!
(2) 自分で1からゲームを開発してみたい!
(3) ドット絵の勉強をしてみたい!
(4) 1泊2日で温泉旅行に行きたい!
(5) リアル脱出ゲームに遊びに行きたい!
(6) マカロンの美味しい店を調べてマカロン食べたい!
(7) ミステリー系の映画の名作を1本見たい!
こんな感じで上から順番に優先してやりたい順(ワクワクする順)に並べておきましょう。
ステップ3: 今月どの優先度のやりたいことまでやるか考える
やりたいことに優先順位をつけて並び替えたら、次に今月はどのやりたいことまでやるかを考えます。
上から何番目までをやるかを決めるということですね。
思ったよりも少なめに見積もった方が、よりワクワクすることだけに集中できてオススメです。
個人的には1ヶ月でやりたいことを3つに絞ると余裕を持てる気がしていますがお好みで! 実際にやってみてちょっと多すぎたな…と思ったら次の月から減らせばOKです。
僕の場合は以下の3つにしました。
(1) midolog(このブログ)の記事を1記事書きたい!
(2) 自分で1からゲームを開発してみたい!
(3) ドット絵の勉強をしてみたい!
これだけでだいぶ脳内に蓄えておく情報がシンプルになりましたね!
なお、ここで選ばれなかったやりたいことは来月まで忘れてしまいましょう。優先度の低いやりたいことを一切やらないことで本当にやりたいことに集中する…というのが目的なので。
ステップ4: やりたいことリストを上から消化してみる
さて、やりたいことリストがシンプルになったら上から順番に楽しむだけ。
とはいえ、やりたいことには2種類あって「◯◯に遊びに行きたい」「◯◯を食べたい」のように単発で終わるやりたいこともあれば、「◯◯を勉強したい」のように継続性のあるものもあります。
単発のやりたいことはそんなに問題にならないのですが、継続性のあるやりたいことが複数あるとこれまたどれをやろうか迷ってしまいますよね。
そんなときは、事前にどちらをどれくらいやるのかを「自分ルール」として決めておいて、いざ時間ができたときに迷わないようにしておきましょう。
自分ルールを作るときには以下のようなパターンに当てはめると考えやすいです。
- 1日の中でやりたいことAを◯時間やったらそのあとはやりたいことBをやる
- ◯曜日はやりたいことAをやって◯曜日はやりたいことBをやる
- やりたいことAとやりたいことBを交互にやる
こうやって自分ルールを決めておくことで迷わなくなり、継続性のあるやりたいことが複数あっても迷わなくなります。
例えば僕の例だと、単発のやりたいこと・継続性のあるやりたいことの分類は以下の通りです。
(1) midolog(このブログ)の記事を1記事書きたい! → 単発
(2) 自分で1からゲームを開発してみたい! → 継続性あり
(3) ドット絵の勉強をしてみたい! → 継続性あり
上記のパターンに当てはめて、継続性のある(2)と(3)のやりたいことに対して「自分ルール」を考えると以下のようになります。
- 1日の中で記事の執筆を2時間やったらそのあとはゲームの開発をやる
- 平日は記事の執筆をやって休日はゲームの開発をやる
- 記事の執筆とゲームの開発を交互にやる
この中で僕が今月実際に採用しているのは「1日の中で記事の執筆を2時間やったらそのあとはゲームの開発をやる」です。
ちょっとした自分ルールを作るだけで考えることが減り、やりたいことにより集中できますよ!
みどー
とにかく「やりたいことをやる」以外の雑念を振り払い、考えることを減らすのが大事です。やりたいことの断捨離は思考の断捨離とも言えるのかもしれません!
ステップ5: 月末にもう1度やりたいことリストの整理をする
1ヶ月間やりたいことを絞って実践したら、次の月の初めにまたやりたいことリストを整理します。
ステップ1〜ステップ4を繰り返していくイメージですね。
慣れてくると明確に時間を取らなくても自然と思考が整理できるようになって、自分の中で勝手にやりたいことの優先順位がつけられるようになってきますよ!
おわりに: 頭の中を整理してやりたいことに集中しよう!
以上、「やりたいこと断捨離」の紹介でした。
最後に、やりたいこと断捨離のステップ1〜5をまとめておきます。
- ステップ1: やりたいことを全て書き出してみる
- ステップ2: やりたいことに優先度をつける
- ステップ3: 今月どの優先度のやりたいことまでやるか考える
- ステップ4: やりたいことリストを上から消化してみる
- ステップ5: 月末にもう1度やりたいことリストの整理をする
やるべきことはシンプルですが、効果抜群かつやりたいと思っていたことを次々できるので自己肯定感もアップできます。
なんだ、そんなことか…と思わずに実践してみてください。いかに今までの自分が余計な脳のエネルギーを使ってしまっていたかがわかってくると思います。
みどー
大事なので繰り返しますが、その月やると決めたこと以外はやらない気持ちが大切ですよ!
断捨離関係のおすすめ書籍の紹介
世間一般に「断捨離」というと物の断捨離のイメージが強いですよね。
書店を探しても物の断捨離の本が多いのですが、これらの本に書いてあることは「やりたいこと」を断捨離する上でも参考になる部分が多いです。
「やりたいこと断捨離を実践してみようかな」と思えた方で、もっと自分なりのやりたいこと断捨離の仕方を探求したい人は読んでみると大いに参考になると思います。
もちろん、物の断捨離に興味のある人にはよりおすすめです。