ゲーム個人開発に役立つ書籍・サイトまとめ【Unity/シナリオライティング/Udemy講座など】

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ゲーム個人開発に役立つ書籍・サイト・講座まとめ【Unity/シナリオライティング/便利サイトなど】

こんにちは! 個人でゲーム開発をしている、みどー(@mido_app)です。

最近、余暇でスマートフォン向けのゲーム開発をしているのですが、ゲーム開発を進めるにあたって様々な書籍・サイト・講座(主にUdemy)を活用して勉強しながら進めています。

この記事では、今後の自分の備忘のため、そしてゲームの個人開発を始めたばかりの初心者の方の参考になればと思い、開発中に参考にした書籍・サイト・講座をまとめます。

筆者自身はUnityを使って開発していますので、Unityに情報が偏っている部分がありますが、ゲームエンジン問わず参考にできる情報(例えばシナリオライティングのおすすめ本や個人開発ゲームのプロモーションに使えるサイトなど)も記載しています。

全部読むのは大変、という場合には目次から興味のある項目をつまみ食いする感覚でもお楽しみいただけます。

みどー

みどー

一気にまとめきるのは数が多くて大変なので、少しずつ追記する形で情報を更新していきます

なお、この記事ではUnityの学習に役立つ書籍やサイトなどを主に紹介しますが、別記事でおすすめのアセットも逐一更新しておりますので、もしご興味があれば覗いてみてください。

Unity学習用の書籍・サイト

この章ではUnityでゲーム開発をする際に参考にした書籍・サイト・Udemy講座についてまとめています。

書籍: Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門

Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門」は個人ゲーム開発で生計をたてている「いたのくまんぼう」さんがUnityの初心者向けに書いた入門書です。

「徳を集めてお寺を育てる放置ゲーム」と「マリオのようなサイドビューアクションゲーム」の2種類を実際に開発しながら、Unityでのゲーム開発の基礎を学ぶことができます。

ゲーム作りのノウハウだけでなく、最終的には作ったアプリをより多くの人に遊んでもらうためのプロモーションにも触れているのが、実際に個人開発されている方が書かれた本ならではだと思います。

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書籍: Unityゲーム プログラミング・バイブル

Unityゲーム プログラミング・バイブル」はUnityの中級者・上級者向けの本で、ゲーム開発の第一線で活躍する方々が、ゲーム開発のあらゆるトピックごとに知見をまとめてくれている本です。

あまりの情報量の多さに本もとても分厚く、一部の人からは「鈍器」と呼ばれていました。第1段が好評だったとのことで、第2段まで出ています。

1ページ目から順番に全て目を通す本というよりは、ゲーム製作の中で必要になった時に必要な箇所だけつまみ食いして読む「知見のカタログ本」のような使い方がおすすめです。

例えば私の場合は、「データの保存方法って一般的にどんな方法が存在してるんだろう」と思ったらデータの保存について書いてある箇所を読んでみる、のような形で活用しています!

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マネタイズの学習用の書籍・Udemy講座

この章では個人開発したゲームでマネタイズをする際に、参考にした書籍・Udemy講座をまとめています。

書籍: 自作ゲーライフ: 個人スマフォゲームアプリのマネタイズ本

自作ゲーライフ: 個人スマフォゲームアプリのマネタイズ本」は個人開発アプリをいくつもリリースされている開発者の方が、自分のゲームで実際に実施したマネタイズ方法を赤裸々に語ってくれている本です。

発売が2016年と少し古いのですが、この本の中で紹介されている手法には今も取り入れられるものがいくつもあり、個人的によくお世話になっている本です。

特に、広告収益がマネタイズの中心となっているスマートフォンゲームでは、いかにユーザに継続的にゲームを遊んでもらえるかが重要になってきますが、筆者の方は継続率を上げるための施策をいくつも試しておりとても参考になります。

みどー

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「自作ゲーライフ」はシリーズ化されており、現在「自作ゲーライフ3」まで発売されているようです

Udemy講座: 【Unityアプリ収益化入門】「急上昇アプリランキング1位」を獲得した個人開発者が教えるユニティスマホアプリ開発コース

Unityで作ったゲームに広告を表示する機能を実装することで、ユーザーが広告を見るたびに収益を得るっことができます。

私が参考にした講座「【Unityアプリ収益化入門】「急上昇アプリランキング1位」を獲得した個人開発者が教えるユニティスマホアプリ開発コース」ではAdMobという広告サービスを利用して、ゲーム内に広告を表示する方法を詳細に解説してくれている講座です。

広告をゲーム内に表示するためのサービスは数多くありますが、Googleが運営するAdMobが収益面では最も優れています。

AdMobを初めて実装する場合、通常ならGoogleの公式ドキュメントと睨めっこしながら何度もつまづいて実装すると思いますが、この講座はステップバイステップで導入手順・実装手順を解説してくれていてとても時短になりました!

みどー

みどー

AdMobの仕様が変わって実装方法が変更になった場合でも、変更を追従してフォローしてくれる姿勢が見られたのもポイント高いです!

Udemy講座: 【Unityアプリ収益化入門2】コピペで簡単課金実装!!アプリ内課金を最短距離で実装する ユニティスマホアプリ開発コース

ゲーム開発で収益を得る主な方法は「広告」と「課金」ですが、課金機能を自分で1から実装しようと思うと非常に大変です。

「課金の仕組みを1から勉強して実装するのはだるいけど、課金でも収益を得たい!」という人におすすめなのが「【Unityアプリ収益化入門2】コピペで簡単課金実装!!アプリ内課金を最短距離で実装する ユニティスマホアプリ開発コース」という講座。

こちらは1つ上で紹介したAdMobの実装方法の解説講座と同じ作者の方が作った講座で、課金の実装方法について解説しています。

実装方法はもちろん、AppStore/Google Playの管理画面での課金アイテムの設定方法などについても解説されており、課金の仕組みはよくわからないけど課金でチャリンチャリン設けたい、という人にはおすすめです。

マーケティング・プロモーションの学習用の書籍

この章では個人開発したゲームをより多くの人に遊んでもらうためにプロモーションしたりマーケティング戦略を考える際に参考にした書籍や使用した便利サイトについてまとめています。

書籍: コンセプトの教科書 ーー あたらしい価値のつくりかた

コンセプトの教科書 ーー あたらしい価値のつくりかた」という本は、コンセプトの発想法から始めて最終的にユーザに伝わりやすいひと言にコンセプトをまとめるまでを手順化してガッツリ解説してくれています。

最初に作ったプロトタイプに改良を重ねていくうちにゲームの軸がブレブレになり何のゲームなのかわからなくなった…という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

ゲーム製作あるあるですが、に限らずですが、何か物を作る時には最初に「コンセプト」を設計することで意思決定の判断がぶれなくなるので、私はこの書籍でコンセプトの作り方について勉強してみました。

ゲーム企画の学習用の書籍

この章では、ゲームの企画全般に関することを学べる書籍をまとめています。

書籍: プロフェッショナルゲームプランナー 〜 ゲームづくりの現場の教科書 

プロフェッショナルゲームプランナー 〜 ゲームづくりの現場の教科書」は企画の立案からマネタイズ、アイデアの出し方、UI設計、シナリオ作成、ゲームバランスの調整、そして運用・データ分析に至るまで、ゲーム開発の超上流工程〜リリース・運用までの全ステップについて、具体的な手法と実践的なアドバイスを書き連ねた神書籍です!

個人開発というよりは企業のゲームプランナー用の書籍なので、個人開発でやるにはちょっとオーバーなアドバイスも出てきますが、個人開発にも適用可能なアドバイスや考え方も多数紹介されています。

個人的に特に役に立ったのは企画面で、いままで行き当たりばったりで作ってしまいがちだったゲーム製作で、事前に何を整理しておけばいいかについて大きなヒントが得られました。

この本の影響で、制作するゲームについてモチベーションサイクルやゲームサイクルを整理するようになったりと、事前にゲーム企画をしっかり練るようになりました。

みどー

みどー

上記のツイートの中にあるゲームサイクルも、中期目標・最終目標を明確にすることでモチベーションを維持する、など本の中で紹介されている手法を取り入れて作りました

シナリオライティング学習用の書籍

アドベンチャーゲームやRPG、脱出ゲームなどの開発を検討する際にストーリーを考える機会があると思います。この章ではゲーム開発でシナリオを書きたいとなった際に参考になる書籍についてまとめています。

書籍: SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術

いざシナリオを勉強したいと思った人が必ず目にするだろうというくらい有名な本が「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」という本です。

発想としては、「おもしろい物語には特定の法則がある」という考えのもと、数多くの名作映画脚本をパターンに分解して解説してくれている本です。

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この本はゲームシナリオというよりは映画脚本を作る前提で語られますが、内容はゲームシナリオにも応用が効くものになっています。

実際に読んでいただくと、この本で紹介されるパターンにシナリオを当てはめるだけでもある程度おもしろいシナリオが作れるのではないか、という気持ちになると思います。

また、シナリオの展開の仕方についても「ブレイク・スタイナー・ビート・シート」と呼ばれるシナリオの展開の仕方の型(=テンプレート)のようなものが解説されており、このテンプレートに当てはめることで抑揚のあるシナリオが書けるようになっています。

みどー

みどー

シナリオ作成初心者としては、テンプレートや型のようなものがあることで、初めてのシナリオ作成がぐっとやりやすくなるなと思いました!

書籍: 面白い物語を作るには 大どんでん返し創作法

面白い物語を作るには 大どんでん返し創作法」という本は、『面白い物語には必ず「どんでん返し」と呼ばれる、読者をあっといわせるような意外な展開があるものだ』という前提で、どんでん返しをどう発想してそのどんでん返しを中心に物語を構成するための手法をまとめた本です。

別で紹介した「SAVE THE CATの法則」と同様に物語の作り方をある程度型化(=テンプレート化)しているため、初心者でも流れに沿って考えていけば一定の水準の物語を作ることができるような形式で書かれています。

主に以下のような方法論について語られています。

  • 主人公や登場人物のの作り方や行動の動機の考え方
  • どんでん返し(=衝撃の展開)の発送方法 10パターン

余談ですが、私は個人的に映画「君の名は」のどんでん返しがとても印象に残っていたので、この本を読む時は君の名はの脚本をイメージしながら理解していきました。

なお、どんでん返しを中心に作品を構想していくための本として続編も出ているようです。

みどー

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もちろん型にはめることでオリジナリティがなくなる、という側面もあると思いますが、個人的にはオリジナリティを出すのは型を習得してからでもいいのかなと思っています

プロモーションに利用できる便利サイト

この章では個人開発したゲームをより多くの人に遊んでもらうためのプロモーションに利用できる便利なサイトをまとめていきます。

便利サイト: アプリーチ(AppleStoreやGoogle Playへのリンク埋め込み用ブログパーツ生成)

スマートフォン向けのゲームをリリースした際に、自身のブログ内にAppleStoreやGoogle Playへのリンクを埋め込みたくなるケースは多いと思います。

そんな時に「アプリーチ」を使うと、以下の「ボクは学園祭のボスになる!」の例のように、簡単に見た目のいいブログパーツを生成して埋め込むことができて便利です!

ボクは学園祭のボスになる!:お手軽経営シミュレーションゲーム

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MidoApp無料posted withアプリーチ

最後に

以上、私が実際に学習に利用した書籍・Udemy講座などの紹介や、マネタイズやプロモーションに利用したサービス・便利サイトなどのまとめでした。

今後も参考になりそうな書籍・サイト・講座については個人開発を進めながらどんどん追記していこうと思います。

この記事が少しでも皆さんのゲーム個人開発の参考になれば幸いです。

みどー

みどー

ITコンサル会社→フリーランスエンジニア→プロダクト開発会社の経歴を経て、現在はAIスタートアップ企業のお手伝いをしています。本業の稼ぎがそれなりになってきたので、今後は自分自身のプロダクトを作って生きていくことを目標に副業開発やブログ発信をしています。現在はUnityでゲーム開発中!

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